第32回府本部大会75人が参加
同盟出番を実感した大会
6月21日、第32回府本部大会が会員2200名の目標を突破して開かれ、75名が参加、13人が発言し、正に「同盟出番の時」を実感する格調高い大会となりました。また、議題となった活動報告・運動方針(案)、決算報告、予算(案)、役員選出、及び大会宣言(案)、討論のまとめはそれぞれ全員一致で採択、確認されました。
熱い思いと学習を基礎に
ねばり強い活動を展開しよう
大会の冒頭、橋本副会長が開会挨拶。今期に亡くなられた横林さん、米虫さん、小川さんをはじめ24人の方々に黙祷、大石喜さん、木村さんを議長に選出、議事に入りました。
最初に柳河瀬精会長が「自民の右傾化、暴走が続き、大阪では橋下維新とも正面切って闘うが、その根底にある歴史認識を正す課題は同盟がいち早く取り上げてきたという自負がある」と挨拶。
各来賓からは、山下よしき、たつみコータロー氏のメッセージ代読(日本共産党)、「治安維持法犠牲者の7割は青年だった。死にたかったわけではない。命をかけてでも闘わざるを得なかった(民主青年同盟)」、「国連・拷問禁止委員会では日本大使がシャラップと発言するなど無様な対応をしている(国民救援会)」、「名誉回復と国家賠償の実現。貴同盟と目的は同じです(レッドパージ反対連絡センター)」などの挨拶がありました。
塩田事務局長は議案書にそって要所を報告し、「同盟出番の時、熱い思いと学習を基礎にねばり強い活動を展開しよう」と結びました。
幅広い同盟活動の発言が相次ぐ
発言のトップは今年104歳の治安維持法犠牲者の西川さん。「今こそ日本の歴史を考え、国民のための政治をするとき。憲法を守らなければ生きていく値打ちはない。来年もこの大会に参加する」。続いて「福島へフィールドワークに行ってきた。ゴーストタウンは恐ろしい(高槻・島本、山本さん)」。「オスプレイ誘致発言に抗議して連絡会をつくった(八尾、田口さん)」=田口さんは自作のオスプレイの模型を使って熱弁をふるいました。「同盟の値打ちは安倍自民や橋下維新に教えられている。近代憲法を語る語り部になる決意(葛城、岩下さん)」。「リフレッシュ集会で新支部長になった。国民の歴史認識に責任をもつ(堺、小牧さん)」。「支部をつくって一年。役員会、ニュース、声かけ、方針通りやっていると雰囲気が良くなる(池田・箕面、佐々木さん)」。「始めは怖い組織だと思っていたが、『読むを読む会』に参加して加盟を決意した。以来、18人に入ってもらった(寝屋川、中島さん)」。
「多喜二祭に参加してくれたノーマさんは大阪の人は橋下維新のせいで打ちひしがれているだろうと心配していたが、元気だと聞いて安心してくれた(大東、小山さん)」。「織田作之助の姉の夫も治安維持法犠牲者だった(堺、井村さん)」。「管野スガは初期社会主義の草分け。妖婦伝説は正されている(大阪狭山、三本さん)」。「管野スガは当初宗教にも関わっていた。宗教団体弾圧のことも良く知ろう(住吉、立石さん)」。「阪口喜一郎没後八〇周年の取り組みの成功を(和泉、古久保さん)」。「今年のバスツアーは信州へ(女性部、井上さん)」など次々発言があり、それぞれの共感を呼びました。
(A・記)