各地同盟の大会・総会に見る特徴 第4回
署名目標達成と顕彰の広がり
富山県本部
九月二十五日、県民会館で第二五回県本部総会を開きました。
執行部が報告し提案した主な内容は次の通り。
今年度、国賠署名一七〇〇筆の目標を達成、国会請願でも八名の県選出議員のうち、村井宗明氏と又市征治氏の二人から紹介議員の承諾を得るなど一定の前進が見られました。
風化させない運動では「泊・横浜事件端緒の地」建立後、事件のあらまし、再審裁判や碑建立の経過をまとめた冊子を発刊、寄進者はじめ広く県民に頒布しました。
七月には事件発端の地、旅館「紋左」で行った「横浜事件再審裁判報告集会」に八五名が参加、活発な討論が見られ、意義ある集いとなりました。また活動方針では①十一月の映画「鶴彬ーこころの軌跡」上映会を成功させる。②横浜事件再審裁判を支援する会と協力して、旅館「紋左」に泊・横浜事件の資料展示室を設ける。③人権や平和、民衆のたたかいに関するマップを県歴史教育者協議会と共同制作する等提案。討議の末承認されました。(小森修)
国賠署名と核廃絶署名と …
静岡県本部
九月十九日、県本部第二六回大会が静岡市内で開催されました。
大会では、国賠署名が目標を達成できなかった反省点として、日常的、組織的な取り組みの弱点をあげ、情勢の発展にふさわしい組織の拡大・強化と併せて、国賠署名活動の飛躍的前進を目指すことを確認しました。また「核兵器のない世界の実現」が、国際政治の大きな潮流になってきたことを受け、「核兵器のない世界=国際署名」を同時・並行的に取り組むことも決定しました。
自民党・公明党が国会で少数派に転落したことは、同盟運動にとって新しい歴史の幕開けだと受け止め、静岡県関係の国会議員に資料提供もふくめて、早急に要請行動を開始することも決定しました。
今年三月、女性部を立ち上げ、女性分野での活動を強化してきましたが、いっそう発展させることも確認しました。役員構成では事務局を強化しました。(土屋貢)
地元国会議員事務所の訪問を
兵庫県本部
九月十二日、第二八回総会が「あすてっぷ神戸」で開催。今年は総会の第一部として、レッド・パージ訴訟弁護団の松山秀樹弁護士が「レッド・パージ訴訟と提訴の現代的意義」と題して記念講演が行われました。第二部の総会では、新たな情勢の下で、①国会請願署名一万五千筆を今年こそ達成しよう。そのため全会員運動を。②全国大会までに五一五名への会員拡大と、新たな支部づくりで県同盟の拡大、強化を。③県下選出の衆・参議員から過半数の紹介議員を目指し地元事務所への働きかけをすすめるなどを全会一致決議しました。(築谷時雄)
2009年10月15日 不屈 №424 (毎月15日発行)