私も一言
歴史は繰り返してはならない
品川正治
いま、この国が一歩でも前に進むためには、どうしても乗り越えねばならぬ壁がある。
それは憲法9条と日米同盟が絶対に矛盾することを認めるのか認めないのか。
武器三原則と唱えながら、基地という最大の不沈空母を提供している誤魔化しを解消するか、しないか。
核の傘、核の抑止力を公然と認めて、果たして世界の核廃絶を説いて、一体、誰が信用するのか。
すでに沖縄の人々は立ち上った。
これこそ日本国民の声である。沖縄県民対日米政府ではなく、日本対米国の問題である。
戦前、戦中、「軍は」一体この国を何処へ連れていくつもりなのか」は、国民の誰もが抱くはずの問いであった。しかし、その問いはマスメディアに消されつづけた。それでも果敢に問いつづけた人は、国家権力に殺されるか、拘禁された。
歴史は繰り返してはならない。
(経済同友会終身幹事、全国革新懇代表世話人)
2011年2月15日 (毎月15日発行) 不屈 №440 3面