多彩だったおおさか社会フォーラム
―同盟もワークショップに参加―
9月15~16日に「おおさか社会フォーラム2012」が開かれました。
このフォーラムは「巨大多国籍企業とその利益に奉仕する諸国家・国際機関が推進しているグローバリゼーションに反対し、その代替案を提案」するとした世界社会フォーラムに呼応するもので、今年は世界の三十数カ所で開かれる地域別・テーマ別フォーラムの一環として開かれたものです。
15日の全体フォーラムでは労働者の権利のための運動に関わっているバングラデシュ、知事の財政改革法が発表された翌日に大学キャンパス内で集会を開き、州議事堂へのデモを呼びかけたアメリカ・ウイスコンシン州、バターン原発に対する反対運動に長く取り組むフィリピン、米軍基地強化に抵抗して声をあげつづけているグアム、平和研究者や活動家のネットワーク団体である< 平和共感> の研究委員である韓国代表などの海外ゲストが発言。国内各分野からは11人がアピール。アフリカンドラムやダンス、フォルクローレの演奏などもある多彩なものとなりました(その様子はustreamの動画「おおさか社会フォーラム」でご覧になれます)。
16日にはエルおおさか本館全体を使って午前は11テーマ、午後は12テーマのワークショップと15のブースで展示・販売が行われました。
治安維持法国賠同盟大阪府本部はレッドパージ反対大阪連絡会と「二十一世紀を平和と人権の世紀に」のテーマでワークショップを共催、47名が参加しました。話題提供には治安維持法犠牲者で今年103歳の西川治郎さん、レッドパージ裁判弁護団の橋本敦さん、大阪自治労連副執行委員長の小山国治さんらがあたりました。三氏はそれぞれ、治安維持法のこと、レッドパージのこと、橋下維新・独裁のことをリアルに語り、参加者の感銘をよびました。