正月は年の一番目の月。異称は睦月(むつき)。「互いに往来して睦まじくする月」と言われます。心のこもる互いの交流が始まり、深まる年初めの月としたいものです。
その担い手は何と言っても戦争法廃止と憲法9条を守る2千万署名を呼びかけている「総がかり行動実行委員会」に参集するあまたの団体・個人の方々でしょう。その力を総結集して国民的な共同の力を発揮し、新しい日本の展望を切り拓く年にしたいものです。
安倍首相は昨年末、国会開会を逃げ回り、「外遊」に明け暮れ、日本の進路、命運にかかわる重大問題から国民の目をそらそうと躍起になってきました。特定秘密保護法の始動、戦争法の具体化、TPP、原発再稼働、沖縄・辺野古基地建設、消費税増税などなど、国政の重要問題がまともな議論もないままに強行されようとしています。こんな理不尽なことが許されるでしょうか。朝日新聞のアンケート調査では自民党員でさえ54%の人が「党の運営や政策に党員・党友の意見が十分反映されていない」と不満をもらしています。末期症状ともいうべき惨状ではないでしょうか。
今年一年をこの惨状から脱皮する画期的な一年にしようではありませんか。4月末集約をめざす2千万署名、5月の国会請願行動、初夏の同盟府本部大会、夏の参院選が今年前半のヤマ場となります。平和と人権、立憲主義・国民主権を守る運動の確かな一翼を担って前進する同盟活動へ勇躍して足を踏み出しましょう。