重大な二大選挙戦と国会請願
桜吹雪の中でいまたけなわの二大選挙戦。単に日本の進路を決める選挙といっても、その重大性は格別です。二大選挙を通じて、国民の大多数がいのち・くらしを脅かされている格差社会造出の自公政治への明確な審判と、いよいよ政治日程にのぼった憲法改正の是非も問う選挙だからです。
憲法改悪を許すならば、前古未曾有の犠牲のうえに営々と築き上げてきた戦後民主主義を一挙に無にし、非核・平和と社会進歩をめざすアジアと世界に暗雲をもたらすことになります。逆に、現行憲法をまもりぬけば、自民党政治体制を打ち破り、政治・外交・経済・社会の全分野にわたって平和的、民主的改革に転換する契機となるでしょう。同盟運動の視点からも、「ふたたび戦争と暗黒政治を許さない」体制が保障され、宿願の「治安維持法犠牲者への謝罪と賠償」も他の多くの戦後補償要求と同様、実現に向かって大きく道が開かれるものと確信します。
地方選直後の五月十五日は国会請願行動。国会議員全員に請願する意義をもった五〇万署名。二大選挙戦と相乗効果を発揮するよう心くばりして、たたかいぬきましょう。
3・18無名戦士合葬追悼会での葬送行進(東京)
2007年4月15日 『不屈』 中央版 №394