「治安維持法と現代」を読んで
読むほどに怒り、勇気をくれる 横田邦治
本誌のどの標題も戦前、治安維持法のもとで、政府が犯した「人道に反する」暗黒政治の実態を鋭くえぐりきびしく糾弾している。
同時に、現在の反動的な動きも取り上げ、闘う指針を示している。
「なぜ、そんなひどいことが、侵略戦争に当時の大人は反対しなかったの?」と思っている若い人にぜひ読んで欲しい。
政府は、近現代史を正しく教えない教育政策をとり、歴史をゆがめてきました。本書はこれを正す格好の教科書です。読むほどに怒りがふつふつと湧き、闘わずにおくものか、勇気を与えてくれる内容、多くの人が読まれることをお勧めしたい。(大阪・堺市会員)
2009年12月15日 不屈 №426 (毎月15日発行)