新人議員2人が入会し参加
北海道ブロック
会議は9月5~6~、富良野市で開催、令道から36人が出席しました。
参加者は、富良野市北大沼の「農魂の碑」を訪れ、多喜二の「不在地主」で有名な1927年の磯野小作争議を学びました。
この争議に参加し、翌年の3・15弾圧で検挙された山出森一氏の孫も出席し「地上側は争議の時、差し押さえにやってきて米を隠していないかと天井や床板をはがすなどのひどいことをしたり、祖母がおぶっていた幼児(私の母)にアメをくれたりする懐柔まがいの
こともしたと母が話していた」と語りました。
全体会議では宮田会長が署名、地方議会での意見書採択、紹介議員確保の3点に力を入れヽ次世⑤への広がりを意識して若い人へ入会を勧め、会員同上のつながりを重視した体制と活動強化を提案。分科会と全休会で討議し国会請順成功へ決意を固めました。
赤平の大道晃利(29歳)、歌志内の女鹿聡(西域36歳)両新市議は当選後すぐ入会して参加、「先人の闘いを現地で学び貴重な体験をした。道を作れば若い人も必ず参加してきます」と発言、参加者を激励しました。
「農魂の碑」前の参加者 富良野市
不屈中央版 №448(3)2011年10月15日号 (毎月15日発行)
亀戸事件と小林多喜二を学習
中国ブロック
会議は13・14の両日、山口市の湯田温泉で開催されました。中央本部の藤田廣登事務局次長が中央挨拶のあと「関東大震災・亀戸事件と小林多喜二」について講演。関東大震災直後(1923年)から犠牲者の救援活動にあたってきた労働運動の活動家たちが亀戸警察署で虐殺された亀戸事件に対し
て深い関心を寄せた小休多喜二の作品や成長にふれました。それから10年後小林多喜しは築地警察署で虐殺されることになりますが、戦前の治安維持法への不法の糾弾と怒りを呼びかけました。会議では各県から教科書問題の不当採択問題や、島根県益田市長が「皇紀年号」を公式の会議で使い政治の反動化をあおっている情勢など「暗黒政治を繰り返させない」奮闘が必要なことが強調されました。
また、島根原発や山口上関原発の諸問題が報告されました。国賠署名の一層の奮闘や地方議会決議の前進を誓い合って終わりました。会議には各県から31名が参加、また第1日目には山口県の19名が参加して会場いっぱいになりました。
不屈中央版 №448(4) 2011/10/15号 (毎月1川発行)
自立した支部活動の強化を
四国ブロック
会議は9月18~19日高知市で開催。参加者は中央本部を含めて36名でした。
柳河瀬会長が報告と提案を行い四国各県での同盟の前進めざす活発な討論を交わしました。特別報告に意見書採択(香美市)を取りあげ山崎議員団長から苦労話を聞きました。
会議は支部作りをしっかりと位置付けての発言、青年同盟員の全国交流提案、顕彰活動、自衛隊に関わる危険な動きや育鵬社教科書の採択など、参加者全員から貴重な意見が出されました。
支部活動について中央から宿題が出ました。参加者は地域支部の代表ですが、支部を基礎にした運動は弱点を抱えています。この重い課題を克服する事は同盟の将来に関わります。運動をおこし自立した支部活動に発展させねばと考えています。会員拡大・署名は最高時・前年度を下回っています。会議で確認された諸課題を、各県が達成に向けて取り組拉積極的な会議となりました。
不屈中央版 №448(4) 2011/10/15号 (毎月15発行)
この交流を力に飛躍しよう。
近畿ブロック
会議は9月13~14日の両日、大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫、和歌山の各府県から過去最高71人の参加で京都清水寺の近くで開催。最初に、同志社大学名誉教授望田幸男さんの講演、「過去の反省の深化のために―日本・ドイツの比較」、日本におげる戦争責任と戦後補償をドイツとの比較のなかでくわしく掘り下げたものです。
続いて中央本部柳河瀬会長の報告を受け活発な討論が行われました。発言は25人で、意気高い支部の取り組み、青年部、女性部活動の紹介、地方自治体請願の教訓、犠牲者名簿の作成の苫労、会員拡大と署名の経験など、多岐にわたりました。この交流を力に活動を飛躍させ、1年後に兵庫で会いましょうと申し合わせました。
オプションとして、2日目の午後、普段は公開していない江戸時代初期の名庭、清水寺成就院をお寺さんのご好意で案内していただき見学しました。
不屈中央版 №448(4) 2011/10/15号 (毎月15発行)
支部を確立し自主的活動を
北陸・信越ブロック
会議は、9月12~13日、中央本部から針谷事務局長を迎え、各県から20名が参加して、福井県越前・岬町で聞かれました。
冒頭、針谷事務局長から、同盟運動の今日的意義をつかみ、確信を持って国民的運動に発展させていくことの重要性とそのための中心的な課題について解明した報告と問題提起がなされました。
続いて各県本部からブロック合議への報告を基に報告されたあと、討議に入りました。
討議は「共産産党の協力を得るためにはどうするか」「学習活動について」「会員拡人と署名目標について」などを中心に全員発言で積極的に進められました。
針谷事務局長の報告・中間発言・まとめの発言を含めて、学習活動の重要性とそれに基づくねばり強い働きかけが求められていること。顕彰活動も学習の一環であり、これを力にしていくこと。会員拡大も署名活動も、支部を確立し、それを基礎にした活動をどう作りあげていくかにかかっていること。目標は「賠償法」の制定であり、それを実現するのに必要な数が力である。それには各県本部の役割が決定的であり、この会議の参加者の今後の活動如何にかかっていること。大会決定・規約改定の中心点でもある「同盟運動を国民的運動に発展させる」、運動の規模と水準を一気に飛躍的に高めるにはどうするかを、提案文書と、交流・討議から学んだことを基に追求し、今後に活かして欲しい。また、女性部の確立も重要な課題であり、今年も女性の参加者け長野だけにとどまったことを是非克服してもらいたい、との結論的な指摘を厳しく受け止めて、躍進を誓い合う会議となりました。
不屈中央版 №448 (4) 2011年10月15日(毎月15日発行)